CIVIC(シビック)FL1オーディオ関連カスタム01

このページの目的と目次

FL1シビックEXグレードには超有名メーカーBOSEのプレミアムサウンドシステム(10チャンネル、12スピーカー)が標準装備されている。どの席に座っても快適なサウンドに包まれるのが魅力なんだが...なんか求める音とは違うのよ。もっとダイレクトでメリハリの利いた音が好きなんだよなぁ...と、沼にはまっていきそうな気配がちらほらと...

でまぁ、いつもの小細工を始めるわけだが、最初に一言。『このページの記述には客観的なデータに基づくものは基本的に存在しない! 各文末に「かもしれない」「気がする」という文言が本来あるのだが、それが省略されている。』ものとして読んでもらいたい。

デッドニング(2022-03-20)

平日だと会社への往復で90-120分は過ごすことになる車内。その時間を快適にするためにもオーディオ環境の整備は必須だ。で、前車AXELA防音工事編の施工結果(デッドニング)を思い出してみる。その効果は、

ので、今回実施してもその効果が期待できるかも。やっぱり今回も金は(できるだけ)かけずに手間をかけて自分でカスタムしていこう。まぁ、実際のところ自分の手でやるのが好きなだけなんだけどね。

ちなみに、FL1シビックって標準状態で車内がかなり静かで、それなりのボリュームで音楽を流しても車外への音漏れが少ない優秀な車である。果たしてどこまで効果を出せるのか...まぁやってみよう。

荷室・サブウーファー周辺

まずはリアセクションからやってみよう。両サイドの内装はねじ1個とクリップで固定されているので外していく(特に難しいところはなかった、はず)。

姿を見せたサブウーファー
姿を見せたサブウーファー
その裏側は外装鉄板
その裏側は外装鉄板
サブウーファーの中を確認
20cmサブウーファーの中を一応確認

サブウーファーとご対面...えーと、このユニットがバスレフ型なのはいいとして、そのバスレフポートは内装の外側にあるんだが。その意図するところは?...まぁ、この辺りはBOSE博士(受け継いだ人達)にものすごい理論があるんだろう...そのあたりはよくわからないので、気にせず、いつものように作業を始めよう。

作業:サブウーファー周辺

購入品:
制振材=レジェトレックス(日東電工、注:前回の残り+今回購入)
遮音材=遮音シート455H(大建工業)
吸音材=シンサレート(3M)

レジェトレックスは前回施工時の残り数枚を倉庫保管してあったので有効に使おう(粘着性など見た感じでは変化はなし)。455Hは住宅用建材でお安いが重いので場所を厳選して使用する。シンサレートは布団っぽくて好きなのよ(??)

サブウーファーに制振材を貼る
サブウーファーに制振材を貼る
鉄板に制振材貼り付け
鉄板に制振材貼り付け
遮音材を貼りその上に吸音材
遮音材を貼り[画像無し]その上に吸音材。
ここには換気口(ウーファーの奥、鉄板
についている黒い四角の部品)があるの
で、完全にふさぐことはしないほうがいい。
サブウーファー回り完成
サブウーファー回り完成
車体左側も同様に施工する。

作業:荷室下

荷室下も同様に施工する。

荷室下鉄板
荷室下鉄板(標準状態)
制振材貼り付け
制振材貼り付け
遮音材敷き込み
遮音材敷き込み

前後ドア

続いて前後ドアだが、ここにはスピーカーがあるので、一応、音質のことも考えておこう。

取り外し

ドア内装パネルの取り外しは、

と、簡単だ。ただし、配線コネクターがあるのでそれに注意が必要。

パワーウィンドースイッチカバーを外す
パワーウィンドースイッチカバーを
外すと内装パネル固定ねじあり(前後とも)
リアドア
リアドア
サービスホールシートに標準で
シンサレート(かな?)貼付
リアドア内装パネル側
リアドア内装パネル側
フロントドア
フロントドア
リアよりも立派な防音対策
フロントドア内装パネル
フロントドア内装パネル
サービスホールからドア内部をチラ見
サービスホールからドア内部をチラ見

作業:ドア周辺

さて、無事に外せたら、以下の作業を実施する。

購入品:
吸音材=AquieTアブソーブウェーブAT-AQ470(オーディオテクニカ)
ドア鉄板平面部に制振材貼り付け
ドア鉄板平面部に制振材貼り付け
スピーカーフレームに制振材貼り付け
スピーカーフレームに制振材貼り付け
スピーカー奥ドア鉄板へ吸音材貼り付け
スピーカー奥ドア鉄板へ吸音材貼り付け
裏側から制振材を貼り付けて補強した
のでぱっと見には変化なし。
ドア内装パネルに制振材貼り付け
ドア内装パネルに制振材貼り付け
ドア内装パネルに吸音材貼り付け
すき間を埋めるように吸音材を詰め込み、
ドア内装パネル全体に吸音材貼り付け

フロントセンタースピーカー

ホンダコネクトディスプレイ裏側のダッシュボード上にあるスピーカーも同様の作業をおこなう。外し方は内装はがしで浮かして引っ張るだけだ。

フロントセンタースピーカー取付部
フロントセンタースピーカー取付部
フロントセンタースピーカーユニット
フロントセンタースピーカーユニット
吸音材を敷きこむ
吸音材を敷きこむ
制振材を貼り付け
制振材を貼り付け

フロントツイーター(Aピラーカバー部)

さて、勢いでこの部分も進めよう。Aピラーカバーはサイドエアバッグが展開した時にもカバーが吹っ飛ばないような特殊クリップで固定なので脱着方法が特殊だ。

Aピラーカバーの外し方

緑色のあたりの普通のクリップは引っ張るだけでいい。赤色のあたりの特殊クリップは引っ張っても外れないので、カバー全体を矢印のように上に動して外す(クリップはピラーに残る)

Aピラーカバーの外し方
ピラーに残った特殊クリップは爪を押し込んで外す
ピラーに残った特殊クリップは
爪を押し込んでピラーから外す
特殊クリップをカバーに付けておけば普通のクリップと同様に装着できる
特殊クリップをカバーに付けておけば
普通のクリップと同様に装着できる

ツイーターへの作業

ツイーター取り付け部
ツイーター取り付け部
制振材を貼り付け
制振材を貼り付け
吸音材を敷き込み
制振材を敷き込み

途中効果確認

ここまでの作業の効果を確認しよう。

と、やっただけの効果は出た。ただ、スピーカーユニット自体もエージングが進んで動きがよくなっている(うん、界隈の人みたいな言い方だ)はずだし、大体それ以上に人間の耳が聞きなれてきているという可能性も十分にあり得るかとwww。

ルーフ(2022-04-16)

実はこれが一番やりたかったところ。前回AXELAの施工でも雨天時に絶大な効果を発揮したので今回も実施しよう。

ルーフ内装摘出準備作業

Aピラーの外し方は前述のとおりで、アシストグリップやサンバイザーは一般的なホンダ仕様なので割愛。リアハッチ前の見えるところにクリップがあるがそれも省略。それ以外の部品取り外しについて。

ルームミラー根本のカバーを取り外し
ルームミラー根本のカバーを取り外し
薄っぺらいので要注意
ホンダセンシングのカバーを取り外し
ホンダセンシングのカバーを取り外し
車両後方側で爪がルーフにはまっている
オーバーヘッドコンソールの取り外し
オーバーヘッドコンソールの取り外し
かなり硬くて不安になるが普通のクリップだ
B・Cピラーの特殊クリップ
B・Cピラーの特殊クリップ
ピンを叩いて押し込むホンダ独特の方式
特殊クリップ
叩いて押し込まれた特殊クリップ
再利用できなくもないが面倒だ
ルーフライトの取り外し
ルーフライトの取り外し
カバーを内装はがしで外したらボルト止め

ルーフ内装の摘出

以上により、ルーフ内装が車体側から落とせるが、内装天井裏側に配線がテープやクリップで止められているところがあるのでそれを外したらリアハッチから車外に出そう。

内装裏側に配線固定あり
内装裏側に配線固定あり
手前の配線は自分で通したバックカメラ用
ルーフ内装を車外へ
ルーフ内装を車外へ
ルーフ自体には防音対策なし
ルーフ自体には防音対策なし

ルーフ内装への作業

今回もケチってレジェトレックスとシンサレートのみにしたが、万全を期すならスポンジ系の軽い遮音材を足してもいいかもね。

ルーフ鉄板へレジェトレックスを全面貼り(のつもりで)
ルーフ鉄板へレジェトレックスを
全面貼り(のつもりで)
ルーフ内装裏面へへシンサレート全面貼り
ルーフ内装裏面へシンサレート
を全面貼り

おまけ:特殊クリップの再生

ネットを探すと、叩き込むタイプの特殊クリップを再利用するための分離作業の実施例が見つかるので、やろうとしたが...ちょっと大変で挫折。どう考えても時給換算でメリットが出そうにない。よって、素直に新品を購入することにしよう。その結果、以下のようなクリップ長者になった。これでFL1シビック用に関しては一生困ることはないかとww

購入品:
ホンダ純正部品91561-TVA-A01(注:BCピラー用の叩き込むタイプの特殊クリップ。1個192円)
ホンダ純正部品91561-T20-A01(Aピラー用特殊クリップ。こいつは再利用できる。1個352円)
ピラー用特殊クリップ購入
ピラー用特殊クリップ購入
この種の樹脂成型品が「MADE IN JAPAN」!
すばらしい!

で、気持ち(手持ち部品)に余裕ができたので再利用を考える...叩き込んだやつを分解するのが面倒なら、切り離して2個イチにすればいいんじゃない? と、2セットはニッパーで白い軸を切断し黒い部品を使えるように、2セットはラジペンで黒い部品の爪をまげて軸側を使えるように。よし、2個分は再利用可能になったぜ。

特殊クリップの2個イチ再生
特殊クリップの2個イチ再生

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